セレブ宮殿スタッフ鈴木です。
秋といえば、何を思い浮かべますか。「読書の秋」「スポーツの秋」・・・そして、忘れてはならないのが「実りの秋」。
夏バテで食欲不振気味の方も多いと思いますが、店頭を彩る秋の味覚を見て、思わずニッコリ笑顔がこぼれた方もきっと少なくないのでは。そこで今回は皆さんに、待ちに待った美味しい秋の味覚についてお尋ねしました。
秋の味覚の王様は「秋刀魚」
「秋の味覚」人気ランキング、堂々のナンバーワンは「秋刀魚(さんま)」(69.4%)
「秋刀魚は塩焼きで、たっぷりの大根おろしとすだちを絞って食べるのが好き」(女性50代)、「秋の味覚と言えばやっぱり秋刀魚。我が家では秋刀魚を焼くためだけに七輪を3年前に購入し、毎年2~3回この時期を楽しんでいる」(男性40代)など、「秋」の魚で細長く「刀」の形をした文字通りの「秋刀魚(さんま)」は、秋の主役といっても過言ではないようです。産卵のため、8月頃から北海道を南下し始める秋刀魚はたっぷりの脂を蓄え、まさに9~10月ごろが旬。イワシ、アジなどの他の青魚同様に、EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)が多く含まれ、悪玉コレステロールを減らし、頭の働きをよくする効果も期待でき、嬉しいことにお値段も比較的に安価なことから、秋の食卓に申し分のない庶民の味と言えそうです。また、ここ最近では「新鮮な秋刀魚が手に入れば、刺身が一番いいですねえ。あの甘味は最高」(男性50代)など、流通や保存技術の革新により、近所のスーパーマーケットでも刺身用の秋刀魚を目にする機会が増えたという声も寄せられ、オーソドックスな塩焼きや竜田揚げばかりではなく、刺身、寿司など生秋刀魚を楽しむご家庭も目立ちました。
女性人気の高い「栗」、ただ渋皮剥きにウンザリ
人気ランキングの2位は「栗」(42.8%)
「子供のころ、学校から帰ると毎日栗拾いが日課だった。視力2.0だったので、虫食いのないきれいな栗を拾うのが得意で、親にも褒められ喜んで拾っていた。大人になってからは、毎年取り寄せる栗きんとんがあり、これを食べるのが楽しみ」(女性30代)、「栗はゆでて半分に切ってスプーンでほじって食べるのが最高」(女性50代)など、日本の栗は実が大きく、風味が良いことから、栗おこわ、ゆで栗、栗きんとんなど、様々な食べ方で楽しまれていることがうかがえます。また驚くことに、日本では縄文時代から栗栽培が行われていたと言われ、古くからタンパク質やビタミンとして重要な栄養源であったようです。とはいえ、中国栗のように渋皮が離れやすくないため、中には「栗ご飯も美味しいけど、自分で作るのは面倒」(女性40代)など、美味しい秋の味覚とは裏腹に、下準備の渋皮剥きにウンザリしている主婦もいました。
ちょっと贅沢な酒の肴に「松茸」が人気
また「栗」は「和栗のモンブランを食べないと、秋が来た気がしない」(女性30代)など、秋限定のスイーツにもふんだんに取り入れられていることから、特に女性からの人気の高さが目立ちました。一方、男性人気の高かった秋の味覚は「松茸」(男性=41.8%、女性=31.9%)でした。「秋の味覚といえば何といっても松茸。日本産のあの香り、炭火で焼いて酒の肴には絶品。また、炊き込みご飯やお吸い物も好き、香りが素晴らしい」(男性60代)、「松茸は酒を嗜むようになってから、大人になってのちょっと贅沢な秋の味覚の象徴」(男性50代)など、「秋刀魚」が秋の海の味ならば、「松茸」は山を代表する王様かもしれません。今では庶民にはなかなか手の届かない高級食材となってしまいましたが、炭火で軽くあぶった松茸を肴に一杯が最高という男性からの声も少なくありませんでした。