社会の受け皿としての性産業
性産業の問題点として、発達障害や軽度の知的障害を抱えた子を騙し、風俗店やAV女優として無理やり働かせている、という現実があります。
しかし、そういった子達ばかりが働いているわけではなく、そういうのはほんの一部で、性産業の闇の部分でしかありません。
光があれば闇があるのは当然です。
その性産業の光の部分なのですが、自己肯定感の低い子が人々に認められる、という喜びをその仕事に見出し、楽しんで働いているという現実もまたあるのです。
家庭環境が悪く、家出をしたのはいいものの、まともに仕事が出来るスキルが無い。そういった子の働き口、受け皿になっているのも事実です。
性産業で働くことを無理やり強いるのは絶対に許せない行為ですが、そういった産業で働いていることに喜びを見出し、自己肯定感を高めている人達もいるのです。
そういった人達から仕事を奪うのでしょうか?
職業選択の自由
日本国憲法の中には「職業選択の自由」というものがあります。
「AVや風俗業などの性産業を自分から働いている方について、働くのを辞めるべきだと思いますか?」
という質問を投げかけると。すると、そういう仕事に嫌悪感を抱く人達は口を揃えて、
「そういった仕事以外の仕事に就くように言う。そういう仕事はすぐに辞めさせるべきだ!!」
と言い出すのです。しかし、発達障害や軽度の知的障害を抱えている方などが主にそうなのですが、一般的な仕事に就くのが困難だけれど、そういった産業で働くことなら出来た、という人達もいるのです。(騙されている方を除く)
そうじゃない健常者の中にも自己肯定感が低く、一般的な仕事が肌に合わず、自己肯定感を高めてくれた、自分にあった仕事だったのがそういった性産業だった、という場合もあるのです。
そういった子達が率先して、誰からも強いられるわけでもなくそういった産業で働くことは悪なのでしょうか? 私は職業選択の自由の一つとして、こういった産業で働くことも認められるべきだと考えます。