人間、何かミスをしたり、自分が原因でトラブルが起こったときなどには、
つい言い訳をしたくなるものです。
しかし、「それはみっともない」と考え、
言い訳を口にしない人も少なくありません。
一方では、そうした自制心を持たず、
まるで「癖」のように、しょっちゅう言い訳をする人もいます。
そうした人に共通する心理どのようなものがあるのでしょうか。
☆「自分が一番悪いわけではない」と伝えたい
何か起こったとき、多くの人は原因となった犯人を探してしまいます。
そして、その原因というものを100%特定の個人に
当てはめるというのは難しいものです。
例えば、誰かの伝達を誤解して受け取ったというのなら、
伝えた人の言葉が足りなかったりするなど、
必ずしも本人だけの責任でないかもしれません。
言い訳をする人はそういった因子の多さを武器にして、
自分の非を他の因子になすりつけ、
『自分が悪い』という比率を下げようとしたがる傾向があります。
☆人に嫌われたくない・失望されたくない
多くの人は他人から能力を認められたり褒められたりすることを望みます。
そのような人は、自分の評価を下げるネガティブな要素を
なるべく少なくするように行動するはずです。
たとえ非論理的・感情的な内容であっても、
どうにかして「私はそれほど悪くないよ」「私だけが悪いわけじゃないよ」
とアピールすることで、何とかして他人からの評価を下げられないように
人は動いてしまうのです。
いずれにしても言い訳を言うことで
他人はその人をネガティブに評価してしまいます。
つべこべ言わずに謝ったり認めた方が好感が持てます。