最近は大分涼しくなりましたが、まだまだ食べものが傷みやすいので、食事のときは注意が必要。
生ものなどを食べて、お腹をこわしてしまうことも多々あります。
ただ、しっかり火を通しているにもかかわらず、なぜかお腹が痛くなったという場合も。
それはもしかしたら、食べ合わせに問題があるのかもしれません。
食材にも相性があり、それが悪かったりすると、腹痛だけでなく、せっかくの栄養素を打ち消しあってしまうこともあります。
今回は、カラダに良くない相性の悪い食べものの組み合わせをいくつかご紹介します
「うなぎ」+「梅干し」は迷信
うなぎというと、梅干しとの食べ合わせが悪いと昔から言われてきました。
これは、うなぎの脂っこさと梅干しの酸味が、互いに刺激し合うことで消化不良を起こすと考えられていたから。
でも実際には、梅干しには胃酸の分泌を促す作用があり、うなぎの脂の消化を助けるため、まったく相性は悪くありません。
むしろ、食が進むことでしょう。
これは、高級なうなぎを食べ過ぎないようにという、贅沢への戒めのための説であるとされています。
「うなぎ」+「スイカ」で消化不良に
うなぎと相性が悪いのは、スイカです。
スイカといえば暑い時期の定番。
水分補給にはもってこいの食べものです。
でも、逆にこの水分がやっかいで、食べると胃液が薄まってしまうのです。
すると、脂っこいうなぎを消化しきれなくなってしまい、腹痛の原因になります。
もともと胃腸の弱い方などは、気をつけたほうがいい組み合わせなんです。
「ビール」+「スイカ」で急性アルコール中毒に
いかにも夏っぽい組み合わせですが、食べ合わせはいいとは言えません。
ビールにはカリウムが含まれているため、利尿作用があります。
ですから、脱水症状や悪酔い防止のために、ビールと一緒にお水を飲むことが推奨されています。
しかし、スイカにも同様にカリウムが含まれています。
そうなると、ダブルの利尿作用によって、体内の水分がいっそう欠乏してしまうことに。
急性アルコール中毒の危険性が高まります。